プラスチックによる環境問題への取組

PLASTIC

リサイクル(Recycle)

PSジャパンでは、ポリスチレンのリサイクルに関するさまざまな技術の検討を行っています。

ケミカルリサイクル

2023年から使用済みPSをスチレンモノマー(SM)に戻すケミカルリサイクル(CR)の実証実験を始めました。
そしてポリスチレンの資源循環を実現し、お客様とともに持続可能なものづくりに挑戦します。

  • ケミカルリサイクルの仕組み
  • ・再生されたPSは食品接触用途にも使用が可能
  • ・投入原料の重量に対して60wt%以上のSMを回収(目標値)
  • ・リサイクルスチレンモノマーはJIS・ASTMの品質規格に適合
  • ・副生成油をプラントの燃料として使用でき、外部燃料不要
  • ・単純焼却に比べ56%のCO2を削減※2

※1 リボンポリスチレンについて(250KB)

※2 廃PSの収集・選別・運搬にかかるCO2は計算に入れておりません

リデュース(Reduce)

PSジャパンでは、省資源でポリスチレン製品を作る技術を開発しています。

分岐ポリスチレンの開発

当社独自の重合技術により、従来技術では得られなかった高溶融張力、高歪硬化性を実現しました。発泡ポリスチレン※1やOPS※2(二軸延伸ポリスチレン)に使用することで、深絞り成形性と強度が向上し、容器軽量化による省資源化(Reduce)につながります。

  • 高溶融張力
  • 高歪硬化性

※1 発泡ポリスチレンとは
ポリスチレン樹脂に空気を含ませて発泡させた製品で、代表的なものに以下2製品があります。
PSP(ポリスチレンペーパー):軽くて熱を伝えにくいため、主にカップ麺などの食品容器に使用されます。

  • どんぶりどんぶり
  • 納豆容器納豆容器
  • 白トレー白トレー

XPS(押出発泡ポリスチレン):軽くて断熱性が高いため、主に省エネ効果を高める断熱材として使用されます。

  • 断熱ボード断熱ボード

※2 OPSとは
ポリスチレンのシートを縦横の二方向から延伸することで強度を上げたもので、薄くて透明な性質を活かして主に食品容器に使用されます。

バイオマス

当社/千葉工場は、2022年4月ISCC PLUS認証を取得し、マスバランス方式を活用したバイオマスポリスチレンの供給体制を整えました。

※ HIPSの供給は2023年上期開始予定

ごみ流出防止/プラスチック回収

地域での清掃活動

PSジャパンでは、地域社会の一員として、各工場周辺地区での清掃活動を定期的に実施しています。

  • 地域での清掃活動
  • 地域での清掃活動

プラスチックごみ回収活動

従業員有志によるペットボトルキャップなどの使い捨てプラスチックの回収を各地区で行っています。

  • プラスチックごみ回収活動
  • プラスチックごみ回収活動