メカニカルリサイクル
PSジャパンはポリスチレンがリサイクル可能で、
資源循環に貢献する材料であることを実証してまいります。
メカニカルリサイクル
PSジャパンはポリスチレンがリサイクル可能で、
資源循環に貢献する材料であることを実証してまいります。
高品質なメカニカルリサイクルグレードの開発
PSジャパンでは、2024年に使用済みポリスチレンを50%以上使用したメカニカルリサイクルグレードを開発し、電気機器用途へ採用頂いています。
従来、ポリスチレンのメカニカルリサイクルグレードは使用済みポリスチレンの物性に依存するため、通常のポリスチレングレードと比較して物性の再現性や品質安定性に問題を抱え、使用済みポリスチレンの活用比率を抑える、或いは用途を限定せざるを得ないのがこれまでの実情でした。
そのような中、使用済みポリスチレンを回収・資源化する事業者と連携することで、高品質な使用済みポリスチレンの調達を実現しました。使用済みポリスチレンを当社のコンパウンド技術と組み合わせることで、メカニカルリサイクルグレードの開発に成功しました。
当該メカニカルリサイクルグレードは、通常グレードと同等の物性と品質安定性を実現しており、高品質を求める電気機器用途へ採用されています。

メカニカルリサイクルの課題と今後の取り組み
プラスチック廃棄物を原材料レベルに戻して新たな製品の材料として再利用をするメカニカルリサイクルは、資源循環社会を実現するうえで必須の取り組みである一方で、課題も存在しています。
期待されること
- CO2排出量の削減
- 製造コストの低減(CR対比)
課題
- 原料投入可能な使用済みPSが限定的
- 用途に制約がある(食品接触用途等)
PSジャパンでは、引き続き環境問題へ高い関心を持つお客様の共感を得ながら、市場からの質の良い材料の回収とメカニカルリサイクルグレード開発・展開に向けて一気通貫での取組みを進めていきます。また、メカニカルリサイクルの課題も踏まえて、ケミカルリサイクル(モノマー化ケミカルリサイクル、油化ケミカルリサイクル)の取り組みを推進し、資源循環社会への実現を目指していきます。
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