マスバランス方式のバイオマス割当ポリスチレン
バイオマス原料を用いたバイオマスポリスチレンの供給を通じて、
GHG排出量の削減と持続可能な社会の実現に貢献していきます。
マスバランス方式のバイオマス割当ポリスチレン
バイオマス原料を用いたバイオマスポリスチレンの供給を通じて、
GHG排出量の削減と持続可能な社会の実現に貢献していきます。
バイオマスポリスチレンの供給を開始しています
PSジャパンでは2023年に持続可能な製品の国際的な認証制度の一つである※ISCC PLUS認証を取得し、国内ポリスチレンメーカーとして初めて、マスバランス方式を採用したバイオマスポリスチレンを出荷しました。以降、食品包装容器向けを中心に出荷量を拡大しています。
ISCC PLUS認証取得状況
- 2022年4月 千葉工場(千葉県袖ケ浦市)取得。
- 2023年4月 水島工場(岡山県倉敷市)取得。
- 国内の全製造拠点、全製品においてバイオマスポリスチレンの生産、販売が可能です。
※ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)認証とは、持続可能性および炭素に関する国際認証であり、その中で ISCC PLUS は全世界に販売される主にバイオマスベースや再生由来等の原料や製品について、サプライチェーン上で管理・担保する認証制度です。
マスバランス方式の特徴
マスバランス方式とは複数の種類の原料(例:バイオマス原料等と化石燃料由来の原料など)により製品を製造した際に、特定の材料(例:バイオマス原料等)の投入量に応じ、製品の一部にその特性全てを割り当てる方式です。

マスバランス方式とその類似の手法は、パーム油(RSPO認証)、カカオ豆(国際フェアトレード認証)、鋼材(グリーンスチール)等、多様な業界で適用されています。
従来のセグリゲーション方式が成立する素材は限定的で大規模な生産が難しく、バイオマスやリサイクル素材普及の課題を解決しカーボンニュートラルのニーズに応えるものがマスバランス方式になります。
GHG削減に貢献するバイオマスポリスチレン
石油化学製品の基礎原料のバイオマス化はカーボンニュートラルへの取り組みで注目されており、バイオマスナフサもその1つです。バイオマスナフサは動植物由来の有機資源から生成されています。バイオマスポリスチレンはバイオマスナフサを粗原料として使用しており、従来のポリスチレンに比べてGHG排出量が少ないことが特徴です。
GPPS

3.45kg削減
HIPS
【kg-CO2eq/kg-resins】

3.33kg削減
※数値はプロセスの改良、見直しなどにより、予告なく変わることがあります。
※(国研)産業技術総合研究所、(一社)サステナブル経営推進機構LCAデータベース「IDEA」並びにサプライヤー提供の排出係数を用いて算出
従来、ポリスチレンはバイオマス原料化の難易度が高く工業化が難しいとされてきました。しかし近年、バイオマスナフサを原料として、マスバランス方式を採用することによりバイオマスポリスチレンの生産が可能となりました。
それによって、本来ポリスチレンの持つ優れた機能や強みを維持しながら、環境配慮を推し進めることが可能となります。
PSジャパンでは、両親会社(旭化成、出光興産)からバイオマススチレンモノマーやバイオマス合成ゴムを安定的に調達できる強みを有し、ISCC PLUS認証に基づいたマスバランス方式で、バイオマス認証を付与したバイオマスポリスチレンを生産・供給しています。
まずはお問い合わせください
バイオマス割当ポリスチレンを採用することで、従来銘柄のままバイオマス化が可能となり、切替評価も不要となります。また、食品包装容器等については、エコマーク表示も可能です(要申請)。
弊社は環境問題へ高い関心を持つお客さまの共感を得ながら、バイオマスプラスチックの普及活動を通じて、カーボンニュートラル実現に貢献するべく、取り組みを推進していきます。まずは気軽にお問い合わせください。
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