| クリープ特性 |
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| カタログ等に記載されている機械的強度(引っ張り、曲げ)は、試験片に掛かる応力を0から次第に上げていき、破断に到る応力を求めるものであり、数分程度の比較的短時間で破壊に到る試験です。ポリスチレンに限らず熱可塑性樹脂は金属材料等の他の素材と異なり粘弾性を有する成形材料であるため、クリープ特性に注意を払う必要があります。 カタログには引っ張り、曲げそれぞれに弾性率と破壊または降伏に到る応力(強さ)が記載してありますが、記載された弾性率の弾性体とみなせるのは、破壊または降伏応力よりもかなり低い応力範囲であり、その範囲は使用される温度と時間に大きく依存するという問題です。 これは、高分子の鎖の絡み合いが比較的低い応力でも時間を掛けると徐々にほぐされていって応力を除いても回復しない永久変形をしてしまうと言う現象です。この程度を見積もるために、試験片に対して一定応力を長時間掛けて永久変形の程度を調べるのがクリープ試験です。ここでは、数点の温度で数点の曲げ応力を掛けた場合の試験片の変形量の測定例を示します。
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